Dama's diary

思いつくまま 気の向くまま 好きなこと 書き留めます

箱根駅伝雑感

やっぱり2・3日は箱根駅伝を観てしまう。

第90回ですか。すばらしい伝統ある大会ですね。

往路優勝は東洋大学。おめでとうございます。

明日の復路の予想ですが、ズバリ駒澤大学が逆転して総合優勝するでしょう。

 

さて世間に大きくとりあげられるこの箱根駅伝

これは関東の大学の駅伝大会にすぎないんですが

皆さん案外このことをご存じない。

このような一地方大会をなぜここまで日本テレビは独占生中継するのか。

正月のバカげたバラエティ番組と対照的に

若者が一つの襷を一生懸命つないで走っているスポーツノンフィクション。

単なるかけっこなんですがそのわかりやすさがいいのでしょう。

そして距離も長いので、場合によっては走り方でぬきつぬかれつの展開を生む。

ドラマになりやすいのですね。無理やりしたてあげているところもありますが。

ただ、棄権をした選手のこと、ブレーキした選手やチームのことなどを

繰り返し語り続けるのが一番嫌いです。

早稲田の櫛部選手などその代表例。

なぜそこまで人の失敗を語り続ける必要があるのか。なんかおかしいと思いません?

 

ボクも中高と陸上長距離をしていたので

この駅伝の存在はもちろんよく知っています。

大した実力はなく地区ブロック大会で予選落ちくらいの選手でした。

ある試合の後、早稲田大学の陸上部の方に

競走部へ入りませんかと声をかけていただき受験を勧められました。

どこでもたくさんの人に声かけていることなんてつゆ知らず

調子に乗ってその気になった時期もありましたが・・・。

その後東京にでること自体を親から反対され簡単に断念しました。

 

ボクは箱根駅伝といえばラジオ中継で聞いていました。

順大、日体大、大東文化大、早稲田大あたりがしのぎを削っていた時代。

今日ゲストで出演された日体大OB大塚正美さんはよく覚えています。

また早稲田大の故中村監督の檄はすごかった。

ジープから唄う「都の西北」は圧巻だったです。

 

でもあれだけテレビで大学名がアナウンサーによって連呼されれば

大学にとっては学生募集にもすごい宣伝効果があることでしょう。

また、出場各校の選手が着用するスポーツ用品に関する各メーカーの受注競争が

過熱しているとのニュースもみました。

昨年はナイキが出場校から最多契約を獲得したが、

今年はアシックスとミズノの国内2強が巻き返し、首位を奪還したそうです。

しかし海外勢も負けじとナイキのみならずアディダス、ニューバランスなど

も積極的に動いているとのこと。

業界内では「60億円相当の宣伝効果」ともいわれる箱根駅伝

これアマチュアスポーツなんですけどね。

 

それから各学校の練習では実業団なみの全国各地での合宿につぐ合宿を行うと聞く。

資金はどうやって工面しているのでしょうか。

いろいろ不思議なことがたくさんあります。

 

陸上競技の中でもマラソン、駅伝だけが

大きなお金が動く特別な存在といえるでしょう。

自分が好きなものだけに、このままでいいのかと考えてしまいます。

 

最後になりますが最近では箱根駅伝を観るとき

サッポロビールのCMに出てくる奥田民生さんが楽しみです。