昨日の朝日新聞教育欄「あのね」特別編。
子どもが見ている世界・感じている世界。
いつも読んでいますが、ほのぼのしますね。
〇パパとママが「新しい家を買おうか」と話していた。
「そんな大きい、どうやってお店から持って帰るの?」。
〇おばあちゃんが「この服は綿(めん)でできているんよ」と話していた。
それを聞いた娘は「ばあばの服は、うどんでできているの?」。
〇料理番組で「隠し味にみそを使います」と解説していた。
「隠してるのに言ったらいかんやん。意味ないやん」。
うちの子の話です。
機関車トーマスのあるお話を読み聴かせしていました。
機関車たちはよくもめごと、けんか、言い合いをするのですが
その一節に「クランキーはトーマスをからかった。」
という文がありました。
それを聞いた息子はまじめな顔で
「何を食べて辛かったの?」と尋ねてきました…。
このような微笑ましいものがある一方で
子どもはとても鋭い視点をもっていることも
忘れてはいけないと思います。
今日沖縄大学の加藤彰彦先生のお話を聞き
勉強していたのですが
そこで紹介していただいた詩は
あまりにも当を得て心にぐいっと刺さりました。
ある小学生の詩です。
「ねんど」
人の心はねんどのようだ
いろいろかわる
ほっとかれたねんどは
かたくなる
人の心と
おなじじゃないか
「重荷」
重い重い荷物 みな持っている
重い重い荷物 休みたい
重い重い荷物 おろしたい
重い重い荷物 おろせない